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【シャレンレポート】ブラインドサッカー体験会実施のご報告

2024.4.19 news

アビスパ福岡は、明治安田J1リーグ第8節、サンフレッチェ広島戦(4月13日(土)14:00キックオフ/ベスト電器スタジアム)の試合前に、「ブラインドサッカー体験会」を開催いたしました。

本イベントは、アビスパ福岡の社会連携プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』のシャレン活動の一環として、共生社会の実現やダイバーシティへの理解・意識醸成を目的としております。

当日は、シャレンパートナー各社・アビスパ福岡アカデミーU―11の選手・アビスパ福岡サッカースクール生の親子・ファン/サポーターの皆様に参加いただき、総勢50名の皆様にブラインドサッカーを体験いただきました。

■開催背景
我々のホームタウンである福岡市は、ユニバーサル都市の実現を目指しています。
アビスパ福岡では2004年度よりブラインドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」の活動支援・普及活動のほかに、昨年実施した「ブラインドサッカー体験会」、「ボッチャ大会」、「インクルーシブスポーツフェスタ2024」などの活動を通じて、“リスペクト”のある社会づくりを目指しております。

ブラインドサッカーはコミュニケーションが重要なスポーツです。「見えない」状態で、お互いのコミュニケーション、仲間への信頼など常日頃から私たちの周りで大切とされていることがとても重要になります。
視覚障がい者は見ることが苦手で、聴覚障がい者は聞くことが苦手です。身長が低い人は高い所にあるものをとるのが苦手ですが、身長が高い人は高い所には手が届きます。人には人によって苦手なことがあるのは当たり前で、その苦手なことを少し工夫・チャレンジ・協力していくことで、できることが増えます。どんな工夫をして誰とどんな協力をすればよいか、チャレンジすることが世の中の多くのことを解決していくことに繋がると私たちは考えており、ブラインドサッカー教室や体験会を通じたくさんの方々へお伝えできればと活動しております。
今回は、シャレンパートナー各社の皆様やアカデミー・スクールの子ども達、そして今年はファン・サポーターの皆様にも実際に体験いただき、知る“きっかけ”を創出すべく体験会の実施が決まりました。

■実施概要
名称:ブラインドサッカー体験会
日程:2024年4月13日(土)
場所:ベスト電器スタジアム地下体育館

参加企業・団体:
株式会社マーキュリー、株式会社阪急阪神百貨店、株式会社エイジェック、令和健康科学大学の学生、アビスパ福岡アカデミーU―11/アビスパ福岡サッカースクール生、ファン・サポーターの皆様
※社名、団体名は順不同にて失礼いたします。

■当日の様子
●開会の挨拶、スタッフ、「ラッキーストライカーズ福岡」のご紹介
当日は総勢50名の方にご参加いただきました。まずは開催に先立ち、アビスパ福岡株式会社 代表取締役会長 川森敬史より開会のご挨拶をさせていただきました。その後、アビスパ福岡スクールコーチより、運営に協力をいただく「ラッキーストライカーズ福岡」の3選手をご紹介。




●レクリエーション
まずはアイスブレイクとして通常のジャンケンゲームを行い、次にお互いがアイマスクを着用した状態でジャンケンやあっち向いてホイのゲームをしました。
視界が不自由な状態で、言葉で伝えるということの難しさを実感し、どういう伝え方をしたら相手に伝わりやすいのか、人それぞれ試行錯誤しながら「伝える工夫」をしていました。
まだボールを使う前の段階でも、視界がなくなるだけでかなり怖く感じるという参加者の声も聞くことができました。


●ブラインドサッカー体験
実際のブラインドサッカーで使用するボールを使ったレクリエーション。ブラインドサッカーのボールは中に鈴が入っているため、その「音」を頼りにボールの位置を把握します。
まずは音のなるボールをお互い目隠しをした状態で手渡ししたり、ボールを転がしてフラフープの中に通してみるといったレクリエーションを実施しました。
渡し手はボールを振って音を出しながら位置を伝え、受け手は声を出したり拍手をして自分の居場所を伝える工夫をしていました。また、周りの参加者が方向指示をするなど、分かりやすく伝えるために一致団結してコミュニケーションをとっていました。


これまでのレクリエーションで意識してきた伝え方を軸に、ドリブルやシュートなど実践に近い体験をしてもらいました。この体験を通じて、より「伝える難しさ」や「相手を信頼すること」など、視界が不自由な状態での気づきを深めることができました。また、参加者同士で意見を出し合いながら、所属や年齢の垣根を越えて和気あいあいと積極的にコミュニケーションをとっている様子がとても印象的でした。周りが手助けをすることで誰でも楽しむことができるスポーツであるという、ブラインドサッカーの魅力を体験いただくことができました。


●「ラッキーストライカーズ福岡」の選手へ質疑応答
本イベントの最後には「ラッキーストライカーズ福岡」の選手の皆様へ、参加者からの質疑応答タイムを設けました。
日常生活で困ることや、目隠しをしてスポーツをすることに対しての恐怖について質問がありました。視覚障がいの中でも、選手の皆様はそれぞれ見え方が違っており、それぞれの見え方で体験したことを元に回答いただきました。

■これからも
アビスパ福岡は、誰もが思いやりを持ち、すべての人にやさしいまち「ユニバーサル都市」の実現に向けて引き続き活動していくと共に、インクルーシブスポーツを体験することで「多様性を受け入れリスペクトある社会づくり」に向けてアクションする”きっかけ”を多くの人へ創出して参ります。

■最後に
今回のイベント実施にあたり、アビスパ福岡アカデミーU―11の選手たちに運営のお手伝いをしてもらいました。参加者の受付補助や体育館までの誘導係と役割分担をし、明るく元気いっぱいな挨拶でお出迎えしてくれました。また、イベント参加時には素晴らしい積極性を発揮し、参加者の皆様を巻き込んでイベントを盛り上げてくれました。


【シャレンパートナー、及び『FUKUOKA TAKE ACTION!』について】
https://www.avispa.co.jp/news/post-57744

≪2024年の活動≫
▼第2回「わたしたちのホームを美しく!Fukuokaクリーン大作戦」
https://www.avispa.co.jp/news/post-69108

【アビスパ福岡のスポンサーにご興味をお持ちの方はこちらへ】
https://forcdn.avispa.co.jp/partner/
【本リリースに関するお問い合わせ先】
アビスパ福岡株式会社 シャレンプロジェクト担当
メール:info_dev@avispa.co.jp

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