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【シャレンレポート】「インクルーシブスポーツフェスタ2024」実施のご報告
2024.2.7 news
アビスパ福岡は、2024年1月28日(日)、ピヴォーレ福岡にて、社会連携プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』のシャレン活動の一環として共生社会の実現やダイバーシティへの理解・意識醸成を目的とした「インクルーシブスポーツフェスタ2024」を開催致しました。
- ■「インクルーシブスポーツ」とは:
- インクルーシブスポーツとは、障がいの有無や年齢、性別、国籍を問わず誰もがお互いの人格、個性を尊重するとともに、人々の多様性を認め合い、様々な人が共に楽しみながら実施するスポーツのことです。 インクルーシブスポーツとは聞きなれない言葉かもしれません。最近では新聞やニュースでも見聞きする機会も増えてきておりますが、言葉として厳密に定義が固まっているわけでもありません。様々な団体で言葉の定義や取り組みは異なるかと思いますが、アビスパ福岡では上記の意味合いで活動を推進しております。
- ■開催背景:
- ユニバーサル都市の実現を目指す福岡市。アビスパ福岡でも2004年度よりブラインドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」の活動支援だけでなく、普及活動や昨年実施をした「シャレンパートナーpresentsブラインドサッカー体験会」、「ボッチャ大会」などの活動を通じて、“リスペクト”のある社会づくりを目指しております。そのようななか、今回は新たにウォーキングフットボールを加え、「インクルーシブスポーツフェスタ2024」と題して、シャレンパートナー各社、外国人留学生、ファン・サポーターの皆様にも実際に体験頂き、障がい、世代、性別の垣根を超えたスポーツの楽しさと可能性を知る“きっかけ”を創出すべくイベントの実施が決定いたしました。
【実施レポート】
▼「シャレンパートナーpresents ブラインドサッカー体験会」
https://www.avispa.co.jp/news/post-60154
▼インクルーシブスポーツフェスタ「ボッチャ大会2023」
https://www.avispa.co.jp/news/post-66400 - ■実施概要
- 名称:FUKUOKA TAKE ACTION!「インクルーシブスポーツフェスタ2024」
日程:2024年1月28日(日)
場所:ピヴォーレ福岡
内容:①ブラインドサッカー体験会
②ウォーキングフットボール体験会 - ■当日の様子
- ●開会の挨拶、講師、「ラッキーストライカーズ福岡」のご紹介
当日は総勢34名の方にご参加頂きました。開催に先立ちアビスパ福岡株式会社マーケット開発部副部長 佐川諒より開会のご挨拶とイベント主旨のご説明。その後運営協力を頂くブラインドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」の3選手をご紹介。
ブラインドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」 選手の皆さんよりご挨拶
●レクリエーション
最初は参加された皆様で相性チェックじゃんけん、仲間集めゲームを実施。初めて会う方同士もレクリエーションを通じて心を通わせていきました。
●ブラインドサッカー体験会
ブラインドサッカーとは、視覚障がいのある方がアイマスクをつけて行う5人制のサッカーのことで、転がると音の出るボールを使用し、まわりの声を頼りにプレーします。
今回参加者の皆様には、アイマスクで目隠しをした状態でジャンケンやあっち向いてホイなど“言葉だけで伝える難しさ”を体感してもらいました。また離れた相手に早くボールを渡す競争や、実際にドリブルやシュートなど実践に近い体験などを通じて「伝える難しさ」や「相手を信頼して行動すること」など、実際に見ることが出来ない状態での様々な気付きを得ていました。
●ウォーキングフットボール体験会
ウォーキングフットボールとは「歩いて」行うサッカーのことです。日本サッカー協会では、サッカー未経験でも、運動が苦手でも、障がいがあっても、怖がらずにプレーできるように「非接触(ボールを取りにいかない)」という日本独自のルールを導入しています。
(JFAホームページ JFAウォーキングフットボールより引用)今回ご参加頂いた皆様にも「歩いて」サッカーを体験していただきました。はじめに歩いた状態での仲間集めゲームを実施したのち、4チームに分かれた対抗戦を行いました。「歩く」という緩やかな動きのスポーツですが有酸素運動としても効果的で、実際にプレーされた皆様も程よく汗をかきながら楽しく実施されている姿が印象的でした。
●「ラッキーストライカーズ福岡」選手へ質疑応答、閉会の挨拶
イベントの最後には「ラッキーストライカーズ福岡」の選手の皆さんに対してご参加頂いた皆様からの質疑応答を実施。
「日常生活で困ることはなんでしょうか?」という大学生からの質問に対しては、「街を歩いているときなど点字ブロックが歩行者に塞がれると白杖で認識できずに動けなくなってしまう。」と実際に困難が生じたシチュエーションを例に説明してもらいました。最後はアビスパ福岡の浅野 航兵スクールコーチより皆様にインクルーシブスポーツの意義、リスペクトある社会づくりの実現にむけた想いをお伝えし、閉会の挨拶とさせていただきました。
- ■これからも
- 今回の取り組みは、社会連携プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』で掲げる3つのテーマの1つ「社会」のACITONとして、インクルーシブスポーツを通じて障がい者・健常者の相互理解が深まること、そして「多様性を受け入れられるリスペクトある社会づくり」を自分事に捉えて行動変容を変えることを目的として実施しております。
今後もパートナー企業、自治体、ホームタウンの皆様、団体など、様々な方々との連携を強固にし、「共育」「社会」「街づくり」のテーマで社会連携(シャレン)のアクションを共創して参ります。
- ■最後に
- 最後になりましたが、今回のイベントを持ちまして2023シーズンの『FUKUOKA TAKE ACTION!』の活動がすべて終了といたします。ご協力頂きましたパートナー企業、自治体、NPO団体、ホームタウンの皆様には心より御礼申し上げます。
来年度も地域に根ざした共創活動を通じて、「一歩を踏み出す」きっかけづくりを推進して参りますのでご協力のほどよろしくお願い致します。
- 【シャレンパートナー、及び『FUKUOKA TAKE ACTION!』について】
- https://www.avispa.co.jp/news/post-57744
- ≪これまでの活動≫
- ▼「わたしたちのホームを美しく!Fukuoka クリーン大作戦」
https://www.avispa.co.jp/news/post-59943
▼「プログラミングワークショップ in ベスト電器スタジアム」
https://www.avispa.co.jp/news/post-61955
▼「ステハジプロジェクト」SDGs環境セミナー&ビーチクリーン活動
https://www.avispa.co.jp/news/post-63926 - 【アビスパ福岡のスポンサーにご興味をお持ちの方はこちらへ】
- https://forcdn.avispa.co.jp/partner/
- 【本リリースに関するお問い合わせ先】
- アビスパ福岡株式会社 シャレン担当
メール:info_dev@avispa.co.jp