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「ホームタウン」と「活動区域」について
2019.8.22 news
日頃よりアビスパ福岡へご支援、ご声援をいただき心より感謝申し上げます。
最近アビスパ福岡のホームタウン内で近隣クラブの試合告知プロモーション等の実施について問い合わせをいただいておりますので、お知らせ申し上げます。
ホームタウンとは
「Jリーグでは、Jクラブの本拠地を『ホームタウン』と呼んでいます。『Jリーグ規約』には、Jクラブはホームタウンと定めた地域で、その地域社会と一体となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及、振興に努めなければならないことが記されています。
活動地域とは
Jリーグ規約第22条〔Jクラブの権益〕第1項には「Jクラブは、原則としてそのホームタウンを含む都道府県を活動区域とする。」とありますが、他クラブのホームタウンでの活動に関する定めはありません。活動クラブが事前にホームタウンクラブの承諾を得るといった申し合わせはあるものの、守られなかった場合の罰則規定はなく、またホームタウンクラブの拒否権が確立されていないなど、いくつかの課題があるのも事実です。
Jリーグでは、全国に55のクラブがあり、ホームタウンの都市規模が違ったり、活動区域を同一にしているクラブもあります。利害関係が相反する場合もありますが、それぞれの権益を尊重しながらも全体の利益を高めていく活動に取組んでおります。
アビスパ福岡もJリーグ加盟クラブとして、Jリーグの理念及び活動方針に則り地域及びサッカー界の発展に寄与すべく、「地域に根ざしたスポーツクラブとして、地域に生活する人々とともに発展し」「子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を与える」ことをクラブの基本理念に掲げ、市民クラブとして運営しております。
Jリーグが始まって間もない頃には、九州のJクラブは3チームでしたが、「九州だJ!」が発足した2010年は5チームに、そして現在は7チームにまで増えました。各チームはそれぞれのホームタウン、九州、そしてJリーグを盛り上げるためにクラブ間の連携を図り、九州全クラブの認知促進やファン拡大に向けて、ダービーとしての各対戦、マスコットが勢ぞろいするお馴染み「九州だJ!フェスタ」など、様々な取り組みを行ってきました。
また、過去の熊本地震、九州北部豪雨災害などでは募金活動の実施、招待事業など様々な形で共に助け合ってきました。こうしてエリアとしての誇りを持ち、お互いが切磋琢磨し、協力し合う素晴らしい関係を築いています。
福岡市としても、九州の拠点都市としての役割を認識し、「WITH THE KYUSHU」として九州各地の自治体と連携し、九州の発展に繋げることを目指して様々な取組みを推進していますが、アビスパ福岡ではこれからも市民クラブとして、その理念に賛同し九州助け合いの精神で共に歩んでいきたいと思っていますので、今一度「ホームタウン」と「活動区域」をご理解いただくとともに、これからも熱いご声援と温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。